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守るべきもの

2020/10/9

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LIFESTUDIO TOKOROZAWA

Photo:Volvo

codi:moriya

 

 

昨年とは明らかに変わった常識に翻弄されているのは大人だけでは無い。

家で過ごす時間の増えた子供たちにとっても

この半年間は翻弄され続けた毎日だったと思う。

 

子供達は変化に敏感だ。

スタジオに入っただけで知らない場所と知らない人に敏感に反応し正直な態度を見せるくらいなのだから、この半年間の変化はいくら元々家にいる時間の長い子供達でも知らず知らずのうちに変化を受けている。

大人は影響あったとしても仕事の仕方が変わったりと言った方法的な変化がおおいけれど、子供の変化は内面から変わる。

そんな事を考えると、むしろ大人よりも影響が大きかったのかもしれない。

 

私達の仕事は、そんな子供達の心の隙間にそっと楽しみを与える事だったりもする。正直その辺に関しては自信を持って仕事をしている。

しかし、私達が絶対に勝てないものがある。

母の安心感だ。

 

まあ、当たり前なのだけど、私達がどんなに楽しそうな事をしていたとしてもお母さんの存在は絶対的だ。

 

私自身も我が子を見ながらそう思う。

父ですら、母の代わりにはなれないと。

 

それならば、それはそれで今目の前にある愛の形を残すことに最善を尽くすのが私達の出来る事である。

横写真でこうしたトリミングをする事は普通ではないけれど、余白の存在は2人の見えないところにある物語を思わせるには必要な部分だった。

上下は反対に隙間なく、かつ不自然に見えないようにするにはここで切るしかない。

 

ただ、ある情景を撮るのではなく、2人の邪魔をしないように指示を出しながら、出来る限り美しく撮る必要はある。それでなければただのスナップになりかねない。

 

ただし、介入のし過ぎは2人の空間を壊すし、服装を直す事で思い出が減ってしまいかねない。

 

その、わずかに見えているおへそも。

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