店舗フォトジェニック集
Photogenic
『感じて写す』
投稿日:2025/8/4     更新日:2025/8/4
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『感じて写す』
Photo/Write.OHAGI
Coordi.Sacchan
まずは目で見なさい。
これは、写真を撮り始めた頃に先輩から教わった言葉です。
今では私自身が、部下や後輩たちに伝えている言葉でもあります。
カメラには多くの機能があります。
シャッタースピード、絞り、ISO感度。
最近では瞳AFやフリッカーレス、フィルムシミュレーション、イメージングレシピ…etc.
テクノロジーは進化し続けています。
暗いところを明るく、背景をやわらかく、ぼかし、
フレアやゴーストで空気感を加える。
目で見えている世界を変化させ、
新たな表現ができるのは、カメラの魅力です。
でも私が人を撮る時
最も大切にしているのは、
まずは自分の目でその人を見ること。
どんな仕草をするの。
どんな表情をするの。
声をかけたときの反応は。
そういったひとつひとつを、目と心で受け止める。
写真を撮るという行為の前に、
「見る」「感じる」ことを大切にしたい。
もちろん、写真には構図やライティング、ご術的な要素も欠かせません。
でも、一番大切なのは、自分の感性に素直でいること。
誰かにとっての「正解」ではなく
自分が美しいと思った瞬間を信じてシャッターを押す。
だから私は、「撮る」のではなく、
「感じて写す」という順番を大切にしています。
被写体の魅力は、カメラの性能では引き出せない。
見ること、感じること、信じること。
カメラの性能がどれだけ進化しても、
写すのは「人」であり、感じるのは「人の目と心」でありたい。
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