店舗フォトジェニック集
Photogenic
Field.
投稿日:2024/2/16
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photo: Kudo
coordi: Hinami
「写真」は、撮影者の視点に完全に依存する。
どこで、どんな光を使って、どんな画角で、どんなタイミングで、何をつかって、どんな風に目の前の人を表現するか、を選択しシャッターを切ることがカメラマンの責任であり自由であることをライフスタジオにいて教えられてきた、
ライフスタジオでは、細かいマニュアルがあるわけではない。
だから「好き勝手」に撮影ができるとの言えるが、すべては撮影者の認識の広さと深さ、そして技術とイメージ次第で出来不出来に関わると言える。
そして、最も重要なことが「条件を自分で作る」こと。
「条件」とは、撮影にかかわるすべての条件のことで、光や画角、衣装、インテリア、カメラの設定などの物理的なものもあるが、被写体やコーディネーターとの関係性も「条件」である。
カメラマンはそのすべての「条件」をみずから作り出すことで、良い写真が生まれるとMr. Leeやvolvoさんから教わった。
もちろん実際はすべてをみずから生み出せるわけではないが、出来る限りの「条件」を自分で整え作り出す努力は毎日必要だ。
Baby撮影はKids撮影と条件が違うように思えるので、撮影者が「条件」を自ら作り出すことが難しいように思える。
しかし、コツは同じだと私は思う。
要するに、私たちが作り出した「条件」というフィールドの中で、自然にいてもらうことができれば、良い写真が撮れるということだ。
「条件」というフィールドの中には撮影が始まる前に準備できることがある。それはインテリアのイメージの明確化と光の熟知である。
そして、被写体であるBabyを目の前にしてからは、その場にいる人たちとの関係性が重要になる。
一番身近な仲間であるコーディネーターとスムーズな意思疎通ができる関係性であるかどうか。
ママとパパに協力をお願いできる関係性であるかどうか。
そしてBabyに、私たちが作った空間の中でいかに自由で自然でいてもらえるかという関係性を作っていく。
それが叶えば、Babyはその子ならではの動きや表情を、見せてくれ写真を撮る私たちもより自由になれる。
そのために、どんな「条件」が必要かは日々考えて練習したり勉強していかなければいけないと、12年経っても思う。
「条件」を作り整えることの内容は多岐にわたるが、12年経ってわかったことは、結局「周りの人を自由にすれば、自分も自由になる」ということだった。
その「自由」が何かは、また別のお話で…。
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