店舗フォトジェニック集


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正解も終わりもない

投稿日:2024/7/31     更新日:2024/8/22

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私たちが撮る写真の大切な部分はどこなのか。

 

光、背景、被写体との関係性、衣装、小物、カメラの設定、構図、被写体との距離などなど…

沢山の構成要素があって写真が完成します。

 

私が思う大切な事は、

沢山あげた構成要素を常に意識ながら

今の自分の写真はこれで良いのか、これが良いのかと自問自答しながら写真を変えていく方法を日頃から撮影中に探っていく事だと思っています。

 

何かを作ったり、学んだりする事には終わりがありません。

写真も、動画も料理も絵も勉強も。

大変だし、終わりがない事が辛くなってしまう事も時にはあります。

その時は同じ事の繰り返しを一度辞めてみて、全然違う事をしてみたら新しい何かが見えてくるかもしれません。

どこに転がっているかわからないきっかけやチャンスは自分が見つけていかないといけません。

 

この写真では越谷店に出来た和室の光を探していた時に撮れた写真でした。

和室の中には一切自然光は入ってきません。

右側の障子部分、

背景のインテリアの中、

左の奥側

の約3か所に光が設置されています。

 

畳が設置されている場所から背景まではある程度距離はありますが、普通に撮ってしまうと手前に奥行がでるようなインテリアが無いので少しのぺっとした印象になってしまいます。

 

なので、3か所に設置されている光の調整がとても重要になります。

この時の光は背景のオレンジライドと、

右側の障子に入っている白い光は一番手前側だけ、最後の1つは障子に入っているオレンジライトを1つつけています。

 

望遠レンズで、絞りはf値2.8

被写体は畳のギリギリに立ってもらい、全身は写さない事で画角の調整をして被写体から障子、奥の背景までが

つまり過ぎず、でも綺麗に収まり奥行感と立体感を感じられるように意識しました。

今回は被写体の彼がとても調整するのが上手だったので、

顔の光の当たり方や、着物の後ろの柄も見える様に意識する事ができました。

 

 

 

私たちが撮る写真はスタジオに来てくださるお客様あっての写真です。

お客様に喜んでもらえるように日々沢山工夫しながら撮影していますが、私たちが撮るのは子供たちです。

 

子どもだからいう事聞かないとか、指示が通らないなんて当たり前。

もちろん良い写真を撮る努力は惜しみません。

でも、子供たちの今しかない、なんでこんな風になっちゃたんだ~って事がもしあっても

それも今だけの瞬間。

子供たちが「活きる」写真を撮っていきたいなと思います。

 

photo by manami

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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