店舗フォトジェニック集


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鮮やかで艶やかな

投稿日:2021/4/30     更新日:2021/5/1

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昔、ママも着た着物。

それは朱色の鮮やかな着物。

私はその着物着た彼女を見て「とても似合っている」と感じました。

もちろんお顔に似合っているという意味もありますが、それより何より彼女のイメージにピッタリだったのです。

彼女は3兄妹の末っ子。お兄ちゃんが2人います。
私の経験上、お兄ちゃんがいる女の子は活発な子が多い気がするのですが、彼女もまたハツラツとした性格をしていました。

お着物を着た彼女は鏡の前でルンルン。普段見ない自分の姿が嬉しいのが伝わってきます。
履きなれない草履の足音を部屋中に響き渡らせて歩き回ります。

やはり、この鮮やかな朱色はそんな彼女にピッタリ。散りばめられた、これまたはっきりとした様々な色の華たちが上品で素敵です。

では着物を着た彼女をどう写真で魅せるか。

越谷店のホリゾントは窓がないので自然光が入りません。
その上、広いので、被写体や背景に対しての光の量、色、当て方が調節しやすい空間となっています。

そこで私は着物の色が映えるよう、そして彼女のハツラツとしたイメージに合わせて、オレンジのライティングを選択しました。

ライトが着物と同系色ではありますが、後ろにピンクの傘を置くことによって「背景のオレンジ」、「ピンクの傘」、「着物の赤」と色のメリハリができ、着物を目立たせる効果になります。

さらに傘の柄も相まって、写真がより華やかな印象になりました。

また、彼女の顔と着物に立体感と、着物のなめらかな質感が伝わるよう、サイドから強い光を当てました。

ポージングは、彼女の「嬉しい」「楽しい」という気持ちを表現して、少し動きのあるものに。表情からもそれは伝わってきますよね。

撮影中の彼女は撮影前よりも少しおしとやかになり、一つ一つの仕草を丁寧にやってくれていたので、足を見てもらうこのポーズも、私が想像したよりも、しなやかに美しい印象にしてくれました。
    
「美しい」といっても、色んな美しさがありますが、そんな彼女を見て浮かんだ言葉は「鮮やかで艶やかな美しさ」。

きっと彼女にしか作り出せない美しさってあるんだなと感じさせてくれる写真です。

 

photo by Naomi Tanaka

codi by Nanami Sato 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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