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母との思い出

投稿日:2019/9/20

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coordinator by Naomi
photo by  Manami
 

 

家族との写真は年を重ねるごとに少なくなっていく事が多いでしょう。

 

子どもが幼い時は同じ時間を過ごしながら、日常の姿、どこかへ出かけた何気ない思い出などもデジカメや携帯だったで簡単にでも撮影する機会が多くあります。

写真館のご利用も、七五三撮影がピークで男の子であれば入学、女の子は入学&七歳のお着物撮影を境に写真館を利用する機会も少なくなっていきます。

 

私自身子どもどころか、結婚もしておらず、可愛がっているいとこ達もどんどん大きくなり、現在小5男子と小2女子は携帯を向けるとわざと動いて写真に写らないようにするような状態でなかなか一緒に写ってくれず、

近ごろいとこたち以外で写真に残したいと思う対象と言えば母が自宅で飼っている猫くらいです。笑

私自身普段から写真を撮影する生活をしているので、普通の人よりは写真を撮ろうと思うきっかけは多いはずですが、格段に残しておこうと思う事が少なくなってしまいます。

 

でもそれは自分の中で撮ろうという気持ちが減っているだけであり、撮影出来るチャンスが無いわけではないのです。

今この瞬間は1秒後には過去になり、今過ごしたこの瞬間と同じ時間がもう一度戻ってくることはありません。

時を止める事はできないけど、写真の中で今のこの時を切り取る事で、あの時の思い出を一緒に振り返る事ができます。

 

 

写真に写っている彼女はちょうど7歳の七五三の年齢。

パパとママと今回は妹の大切な記念だという事で18歳のお兄ちゃんも時間を作って一緒に来てきれました。

着物は少し緊張していましたが、お洋服になると一転!

お家ではきっと彼女がムードメーカーなんでしょう。

わざとお兄ちゃんに変な顔してみたり、パパに攻撃してみたり・・・

彼女の行動で家族みんなが明るく笑顔になっていて素敵な光景だなと感じました。

なかなかご家族全員で撮影する機会もないので、パパ、ママ、お兄ちゃんそれぞれ一緒に

2ショット撮影をしました。

その中でママとの2ショット撮影をベットに寝転びながらしました。

ママに内緒話をしている彼女とそれを聞いているママさんの姿がとても可愛らしく、私もこんな瞬間があったのかもと頭の中で覚えているかわからないけれど、ふと幼い頃の思い出が頭をかすめました。

もしかしたら来年になったら恥ずかしがって、こんな風に一緒に寝てくれないかもしれない。

大人になって、もし彼女が子どもになってお母さんになったとき、この写真を見て、自分が幼い時、どんな風に母親から愛してもらっていたのか、覚えていなくても、もしかしたら記憶の片隅で大切なフォルダにしまっておけるかもしれない。

そんな未来を思いながら撮影をしました。

 

私たちを見つけて無邪気に笑う彼女はとても幸せそうで、

そんな彼女をみているだけでああ、この瞬間を残せてよかったと心から感じました。

 

私は彼女とママさんを窓越しに撮影しています。

左下の窓枠の前ボケが少し映る事で私が彼女たちのお話しを少し覗かせてもらっている、そんな印象をつけました。

 

子どもだからこそ表現できる無邪気なこの瞬間。

家族とのかけがえのないこの時間が彼女の大切な思い出になりますように。

 

ご家族の大切な思い出をこれからも誇りをもって、大切に撮影してきます。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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