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【3周年と三太郎】
投稿日:2018/3/31
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ライフスタジオ下関店、3周年を迎えました!
下関でお店をやるなんて難しい、ということも、
なおさら写真館なんて無理でしょ、ということも、
何度も何度も言われたことも、いい思い出です。
ちいさなまちで、ちいさなライフスタジオをやって丸3年。
どれだけ苦しくても、まずは3年、
キャンペーンや割引イベントなどはやらずにどこまで出来るかやってみよう、と、ふたりで決めました。
ライフスタジオとして、写真館として、地道に、ひとつひとつの出会いを写し残していくこと。
あれやこれやなピンチも、今では笑えるくらいの節約生活をして、
バイトをしようか、、、なんて話が出ても結局は、ふらりと行った海の掃除をしていたり、
町の人や、お客さまが宣伝部長をやってくれて、
1年目、2年目、3年目、こどもたちの成長も、まちの変化も、全身で感じながら、
少しずつ、少しずつ、3年の月日をかけて、ライフスタジオ下関店としての形ができてきたように思います。
この下関という町に、県内、県外、国外からも、
そしてLifeのメンバーも、数えきれない方々が訪れてくださったこと、心から感謝します。
人が行き交うことのおもしろさを、下関にいることでより実感した3年間でした。
ある日。
スタジオの窓を全開にして大掃除をしていたら、
前の通りを歩いていた近所のおばちゃんがビックリしたような顔でスタジオの玄関に入ってきました。
「あんたたち!もしかして閉店かね?!」
・・・!?いえいえ、お天気がいいので掃除してました!と答えると、
「あぁ、よかった!!!この町で若い人が頑張ってくれとるだけでうれしいんよ!がんばってね!」
と笑顔で言ってくださいました。
ある時はおじいちゃんの給水スポット、ある時は図書館、ある時は下校のこどもたちへのトイレ貸出、
ある時はしゃべり場、ある時はたこやきパーティ、ある時はなんもないんやけど顔見に来たよ、そんなスタジオ。
カメラさえあればどこでも写真は撮れるから、
もし本当のピンチが来たらカメラ1台ひっさげてどこまでも行こうか、という話もしたことがありましたが、
ようちゃんとふたり、いつだって話すのは、
この世界はどうなっていくんだろうね、ということであって、
そういうものをすべて考えていったとき、わたしたちが興味を持って取り組めるのは、
写真館としての可能性や必要性、そこから何ができるのか、という部分であって、
たどり着くのは、長生きしてこの場所で人と町の見届け人になれればいいね、となるのでした。
だから、わたしたちはいつでも、カメラマンでも写真家でもなく、写真屋のおばちゃんでありたいと思っています。
上新地のおばちゃん、下関のおばちゃんでもいい。
あの場所には、あのふたりがいるって。
そう思って、撮影でも、撮影でなくても、寄ってもらえればいい。
だから、おばちゃんのがんばれ!が響くのです。がんばらねば!!
今、出会っているこどもたちが高校生になっても、成人しても、今のわたしたちの歳を越える頃になったとしても、
わたしたちがおばちゃんを越えておばあちゃんになった時までずっと、
「ともちゃん・ようちゃん」って呼んでもらえることが、今の目標です。
なんでそんなこと思うのかって聞かれれば、
なんやかんや人生色々あっても、今とても楽しくて、
この子たちが生きていく世界が楽しみでしょうがないからでしょうか。
3年。
3年あれば、自分たちの問題も社会の問題も見えてくることがあって、
悲観的で感情的になってしまう部分も少なからずありますが、
どうしていくか、どうしていきたいか、
課題はありますが、わたしたちができることをこれからもやっていくだけだと思っています。
見えていない部分まで見ること、感じること、伝えていくこと。
そして、自分が自分として生きていくこと。
下関店と同級生の、自分らしく成長してゆく3才の三太郎たちの姿を見ていて、そんなことを感じています。
内容がもりもりですが、3周年写真展の様子はfacebookに詳しくあるのでよかったら見てみてください^^
■■■ライフスタジオ下関店facebook■■■
https://www.facebook.com/shimonoseki.lifestudio
3年目の写真展のテーマは「人」
世界がもっと平和になったらいいのにな、なんて思うのに、
一番身近な人と喧嘩勃発ばかりするので、そんなこともあってテーマを決めました。
メインの1枚の写真もよかったらどうぞ!
「人」
https://www.lifestudio.jp/?run_id=studio_brd&b=shimonoseki&bs=branch_photogenic&po_seq=145615
feel your life.
4年目も、下関からライフスタジオをやっていきます^^
ライフスタジオ下関店
河野智美
手塚瑶
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