Staff BlogYoyogi

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代々木店

佐藤尚孝

ポンちゃんです。
植物好きです。
一緒に楽しい撮影をしましょう!

菜根譚。

2019/1/28

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書店を歩きなんとなく気になる本があるとペラペラめくっては閉じを繰り返してみる。

その中でも買おうと思ったのは、自分が欲していた言葉が散りばめられていたからなのかも知れない。

【菜根譚】。なんて読むんだ?根菜類?って思ったが、「さいこんたん」と読むらしい。

【菜根譚】とは。

内乱や政争が相次ぎ混迷を極めた明代末期、万歴帝の時代(1572-1620)に生まれた「菜根譚(さいこんたん)」。処世訓の最高傑作のひとつに数えられ、田中角栄、吉川英治、川上哲治ら各界のリーダーたちから座右の書として愛されてきました。
「菜根譚」が書かれた時代は、儒教道徳が形骸化し、国の道筋を示すべき政治家や官僚たちが腐敗。誰もが派閥争いにあけくれ、優れた人材が追い落とされ、ずるがしこい人物だけがとりたてられていました。「菜根譚」は、そんな生きづらい世相の中、何をよすがに生きていいかわからない人に向けて書かれました。それは既存の価値観がゆらぐ中で、とまどいながら生きている現代の日本人にも通じます。(引用:NHK名著で100分

著者は中国の洪自誠という人物で、儒教・仏教・道教の三代思想について学び、それぞれの足りない部分を他から補い、この本を書いた。

 

自分と向き合う静かな夜。

僕が買った菜根譚は、現代人に向けられて構成されているためか教訓として心に止めて置きたいものばかりだった。

内容は自己啓発的なもので、忙しい日々の中で大切なものが何かを多く教えられるものだった。

夜眠りにつく前に読めば自分に問いかけるような言葉の数々に、いろんな感情が整理される。

 

幸福について考える。

全て読んで見て個人的に響いた言葉を紹介する。

「人はとかく、地位や名誉がある人は幸せだと思っているが、そうとは限らない。

実は、名も知られず、地位もない普通の人の生活の中に最高の幸せがある。

人は、住む家もなく日々の食べ物にも事欠く生活が不幸だということは知っているが、満たされた生活の中で生まれる不安や悩みの方が、

もっと深刻だという事実に気づかない。

この言葉の意味を自分に当てはめ、この世の中に当てはめ考えてみる。

最近来店されたお客様で仕事の都合で海外在住のご家族がいた。そのご家族のパパさんと別れ際に行った会話の端々がこの言葉と向き合った時頭をよぎった。

パパさん:「私がいま住む国では生活はできますが、やはり日本に来ると便利だなって感じます。」

      「私がまた戻る向こうの国では、今だに黒人と白人を分ける人種差別が深刻です。」

お客様家族をお見送りをするたった数分の会話の中に自分の国と他国の現状について知った貴重な時間だった。

自分にとっての幸せが何であるかを考えさせられた。

正直、今だに菜根譚の中にある言葉をかみしめている最中で理解し切れていない。

 

自分を知るきっかけ。

自分がどんな存在であるかをこの本を読みながら考えさせられた。

意外と自分を知っているようで知らないのかもなと思うと同時に、自分を取り巻く環境についても少し向き合えた気がする。

忙しい日々の中、何か心に安らぎを求める現代人におすすめしたい一冊だ。

 

 

 

 

 

 

 

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