PhotogenicYoyogi

「美的」

2019/8/6

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ライフスタジオ代々木店

Write by Soo   Photo by Soo

Coordi by  Saya Nukui


youtubeやSNSでたまに見てしまう動画。

さまざまなプロフェッショナルが魅せる技の動画を見たことはあるでしょうか。

職人が鉋で木材を削ったり、スポーツ選手の華麗な技、料理人の華麗な包丁さばき、書道家の筆さばきやら。

その技たちは、美しくなめらかな手さばき、肩の動き、足の踏み込み、膝の使い方・・それらの身のこなしやリズムに、なぜか踊りや音楽のような美を感じたりもする・・・

おかしなことだ。プロフェッショナルの「動き」にはどこか「美」を感じてしまうのだ。

 

考えてみれば、おかしいと思う。

たとえばスポーツってのは、勝つために、良い結果を残すために、やっているのに、一流の選手の身のこなしに、人間は「美」を感じるわけです。日ごろの鍛錬の成果、というよりも、一つのことを続けている人の境地、肉体のすべてを余すことなく合理的に動かすことに、人間は勝手に「美」を感じてしまったりする。

 

これは、野生動物の身のこなしを観察するときの感動にも似ている。地上最速の哺乳類・チーターの身のこなしに「美」を感じないだろうか。生存競争の中で勝ち取った、「走る」ことに特化した生き物の動きの、一つ一つに心を奪われるわけです。狩りのシーンなんてのは、もはや芸術の域ではないか。

 

このあいだ出会った彼女にもすっかり「美」を見せつけられてしまって、ついつい心を奪われたのだった。

私たちがしていたことは、撮影なのか、ダンスなのか、いまとなってはわからないです。笑

彼女にリードしてもらいながら、一編のワルツを踊ったのは確かで。

あふれるステップと技の数々を見せたくて魅せたくてたまらない彼女と、それを最大限に魅せるための撮影の技をダンスさせながらの撮影は、それはそれは楽しい時間だったなと記憶しています。

 

この写真は、技と技がぶつかった瞬間、「美」の火花が見えたような一枚です。

 

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