久しぶりにスタジオの現場に戻った。

あまりにも遠くへ帰ってきたのかな。

すべてが不慣れで新しい。

 

そして分かるようになった。

日常を生きて行く技術が弱くなって行く私を。。。

ただ一日を生きて行く人の知恵を過小評価した私を。。。

そして,一つの話が思い出した。

 

 

昔、ある日、プラトンと言う人が道を歩いていたのだけれど、その前から知ってはいたけれど親しくはなかったと予想されているディオゲネスと言う哲学者に会った。しかし貴族社会だったギリシャでディオゲネスは奴隷もなしに苦労しながら野菜を洗い、その光景を見たプラトンは愉快に思ってこのように言った。

 プラトン：あなたがディオニュシオス王にもう少しよく接していたなら、あなたは野菜を直接洗わずに済んだだろうに・・・

 この言葉を聴いてディオゲネスは答えた。

 ディオゲネス：あなた自身が野菜を直接洗うことができたなら、ディオニュシオス王の奴隷にならずに済んだだろうに・・・

 

 

これからは私の体の中で眠っている一日一日の日常を生きていくセポを起こさなければならない。

以上は胸深く秘めたまま。。。^^