Staff BlogSoka

Ayako Kai
草加店

甲斐あや子

福島県出身、かいちゃんです。

年中無休で趣味を募集中です。
皆様の趣味、お勧めを是非教えてください!

最高の思い出作りのお手伝いをさせていただければと思いますので、宜しくお願いします!

【Butterfly】特別な普通の出会い

2019/7/6

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改めて特別な出会いはないんだなと実感した出会いでした。

初めては今年の春先、ピカピカのランドセルを抱えてパパママと一緒のご来店。
少し不安な面持ちの彼女はチラチラこちらの様子を窺うように目を合わせてくれました。

特段珍しい事ではありません。

性格はそれぞれ、初対面の人にいきなり自分をさらけ出していける人は少ないでしょう。

これまで沢山のご家族と撮影を共にしてきた経験を思い出し、
撮影を通してきっとアクティブな彼女が出てくるはず。

そんな事を考えていました。
というのも彼女のパパママがとてもフランクな方々だったから。

まるで家の近所で鉢合わせて雑談をするような…といったら何だかお洒落ではありませんが、
それほど素で話しているようなそのくらい壁を作らない人でした。

きっと彼女自身も本来はこの輪に入るくらいお話し好きなはずと言うのはその時の想像にすぎませんが、
そうなる事を期待してその日の撮影が始まりました。

私達は普段大きな声で元気いっぱい遊ぶことが定番です。
今回もシャイな彼女が途中から元気に弾けて!を想定していた撮影だったのですが、
気付けば全く違った空気が出来上がっていました。

声を張る必要などなく、ジャンプして、走って汗をかいてというのが微塵もない空間。

こちらが話しかけるとゆっくりと答えてくれる彼女。
こちらの冗談には陽だまりの様な温かい笑みを見せてくれました。

その一言、その所作一つに柔らかさを持つ彼女の撮影はとても穏やかなものでした。

いつもなら刺すような強さを持つ西日も
この時ばかりは印象が変わります。

包み込むような温かく優しいオレンジ。

彼女を表現するのにぴったりな色合いでした。


撮影が終わり、モニターで泣き出した彼女。
聞けばお別れが寂しいと涙したらしいのです。

さっきまで目の前にあった優しい笑顔はふさぎ込んで見えなくなってしまいました。

「最後は笑顔でバイバイしたら?」とパパママ。
「またおいで」と私達。

その場に居た大人達は何とか顔をあげてもらおうと声を掛けますが、
その日は最後まで何もする事が出来ずにお別れ。

笑顔で送り出してあげたかったという思いと
撮影を通して感じた彼女への想いと感謝を込めて
後日ご家族に手紙を残しました。

⇒ 【 Dear You. 】

ママが残してくれたメッセージは
その日のパパママの想いと、
また彼女が会いたいと言ってくれているという事。

私は何度も読み返しました。
涙で終わってしまったあの日は、悲しい想い出ではなかったようです。
温かい撮影の余韻と安堵感。

頭の片隅には「七五三」と話していたママの言葉が残り
どこか期待をしながら過ごす事約1ヶ月。

ご予約の名前にそのご家族を見つけました。

嬉しさと驚きで妙な昂ぶりを感じつつ撮影を共にした久保ちゃんにもすぐ報告。
久保ちゃん自身もご家族の事が忘れられず、お手紙を残していたのです。

興奮気味に私たちは撮影日を確認し、ママにメッセージを入れました。

聞くとママから七五三の撮影を切り出したところ
彼女自身が草加店を希望したというのです。

撮影後に私達ともっと一緒に話したかったと言っていたことも聞きました。


それからは度々連絡を取らせてもらいました。

髪を少し切ろうと思っていること、
早くもプチ反抗期を迎えているらしいこと、
草加店の着物のページを見てどれにしようか悩んでいること。

桜の下で友達と並んで笑う写真は大好きな優しい笑顔でした。
少し切った髪の毛を見せようと送ってくれた写真の彼女は、少し緊張した様子に見えました。

再会の日が1ヶ月を切った頃、
私は少しの間旅行へ。

お土産を眺めながらいくつかのご家族の事を考えました。
渡すならお揃いの方が良いかな。
どんな反応してくれるかなとグルグル…。

その中には勿論彼女のことも頭にあって。

前回プレゼントした白くまのぬいぐるみには名前を付け、手作りの洋服を着せて、お出かけに連れて行っているらしい彼女。
白くまのお友達にしてくれるかな?とぬいぐるみをお土産に決めました。


待ちに待った再会の日。
久しぶりに会えたのが嬉しくて、私は思わず抱きしめました。

と同時に、伝わってくる緊張。

ほんの数ヶ月前に会っていたとしても、
例え同じ場所だったとしても
彼女はまだ幼い女の子で、とても繊細な子。

今日向かえる新しい体験と、会った事のない人達に不安を覚えるのは当然の事です。

そこからはお土産のぬいぐるみを渡し
初めて会った時のように
ゆっくり、そしてたまに冗談を言いながら彼女の心を温める時間を作りました。

たった数ヶ月の期間。

それでもご家族の中には変化が見えました。

ママから聞いていた通り、彼女は少しだけ大人になっていたようです。
パパママに対してのたまに素っ気ない態度。
洋服へのこだわりとか。

それは決して悪いわけではなく成長している証です。
そんな彼女をママはどっしり構えて受け入れ
パパは気を使いながらも近くに居たそうな素振り。

とても微笑ましい光景でした。

そして彼女と私達だけではなく全員での会話が増えました。
好きなアイドルの話がパパママにも派生したり
私達のブログを見て下さっている事実を知ったり
少しだけネタとしていじらせてもらったりと。

前回に以上に充実した時間でした。
そして再会した事で気づいた大切な事が1つ。

「まだまだ関係を深められる」という事。

撮影だけでは物足りませんでした。
どんな些細な話でも良い。話がしたい。

という事で現在小旅行を計画中です。

果たして次に会う時は私達がまた彼女を迎えるのが先か、
それとも会いに行くのが先か。

初めての出会った日に私達からかけた「またおいで」。
目標はこの言葉をお互いに言い合えるような関係になる事です。


初めから特別な感覚を得る出会いがあります。
ただこうして普通に出会って、少しずつ関係が変化する出会いもあります。

【大切な存在になるのに、特別な出会いは必要ない事】を気づかせてくれたご家族。

今度は一緒にラーメンを食べるというこれまた普通の約束。

そんな些細な繋がりで、これからもゆっくりとお互いを知っていけたら良いなと願っています。

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