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この夏が待っている

投稿日:2020/9/20

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季語という言葉があるように「桜」「入道雲」といった言葉である要素が季節感を感じさせてくれます。

春は桜、夏は入道雲、秋は紅葉、冬は雪といった感じで誰もが季節感を見てわかるのではないでしょうか。それは今も昔も、きっと将来も変わらずあると思います。

また視覚的なわかりやすさというのは伝えたいものをはっきりと伝えることが出来るので万人受けの良いものだと私は思います。

 

今回の撮影は受付のお電話から「スイカ」を持っていくのでスマッシュケーキならぬ「スマッシュスイカ」をしたいとのこと。

私「夏らしくていいですね」と心をうきうきとさせながら撮影を楽しみにしていました。

 

 

写真の彼はサトル君。スタジオの近くに寄った際にはいつも顔出ししてくれて、9割くらいスタジオでは走っています。とにかく元気な少年です。

今回お持ち込みいただいたものは「生まれてから今日までの写真」「5のバルーン」「ぬいぐるみ」「車のおもちゃ」「ゆかた」「すいか」でした。

 

その中では浴衣を着てスイカを食べて5歳記念を撮るという依頼を受けました。

なんて素敵な発想なのかと私は思いました。

 

私たちは今ある条件で「これだ!」という写真を提供する使命があります。ライフスタジオではお持ち込みの制限がない写真館です。

私自身まだまだ未熟ですがより夏らしく撮影するためにはどんな条件を作っていこうと考えます。

 

 

頭の中はこうでした。

「スイカと浴衣だから清涼感のある雰囲気を出すためにはどうしようか」

「木々がボケて縁側っぽい色味にしようかな」

「サトル君のことだから早く食べたいっていうだろうな」

「なんかジュースがあった方が涼しさでるかな」

「自然光のみで背景をぼかしながら撮ったらほとんど白飛びしてしまった」

「スタジオの植物を背景に置いておこう」

 

そんな感じで微調整の連続でした。

1発でこの条件を整えることが出来ればいいのですが3ステップくらいで撮りました。

 

 

サトル君は将来、なぜ写真館に行ってスイカを食べたんだろうと思う日が来るかもしれません。

私はその日がくるのを楽しみにしています。

 

昔の話ですが私の幼少期の写真にドライヤーをピストルの様に持っている写真がありました。理由はわかりません。ですが大人になった今ドライヤーをピストルの様に持っている写真を息子で撮ってみたいと思いました。

そうやっていつの日かリメイクなのか、自分自身で撮るのかそんな日が来るのも面白いなあと妄想している自分がいました。

「“”もそしてまた“いつの日か”も楽しめる」それが記録写真のいいところだなあと思いました。

 

写真は全て過去のものですが全て未来につないでいます。

いつの日か「この夏が待っている」。

 

 

そして最後に

サトル君

お誕生日おめでとう^^

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