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大宮店
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被写体を動かす事

投稿日:2022/12/13     更新日:2022/12/13

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11月に行なった「被写体を動かす」と言う課題について、取り組んだ内容より抽出した写真のエッセンスをまとめて見ようと思います。

1.子供の目線で


第一に子供の目線に立つ事。
私たちの日々撮影する被写体の多くは子どもたちです。子供たちを被写体として動かすためには、まず子供の目線に立たなければなりません。
「いま何を考えているのか?」「今何をしたいのか?」「何が言いたいのか?」「どんな気持ちなのか?」
ここから始めなければ、撮影は始まりません。

2.子供のペースで


子供と大人のペースは少し違います。小さい子供たちは大人と違う時間を生きています。スタジオに入ってくると、あっちこっち動きながら、いろんなものを目にも止まらぬ速さで駆け回る子供達と遊びのペースを合わせなければなりません。もしもここで大人のペースに子供を当てはめようとすると子供は瞬く間に飽きて大人の声に見向きもしなくなってしまいます。

3.モチーフはパロディーに


私たち撮影者は、動きの早い子供たちをただ単にスナップショットで撮っているわけではありません、そこには必ずモチーフが存在します。芸能人の写真集だったり、有名な映画のワンシーンだったり、そのようなモチーフを持って撮影をしてしまいます。しかし完全なモチーフを体現しようとすると、ほとんどの子供たちはそれに対して合わせることができず、退屈な時間に飽き飽きしてしまいます。そこで重要なのがパロディーにする力です。完全なモチーフの再現ではなく、子供たちの特性と性格に合わせてパロディーを作っていく事がとても大事です。

4.遊びのスペシャリストになる


もっとも重要なのは遊びのスペシャリストになるという事。撮影の時は、どうしても良い写真を成立させるために理屈っぽく指示しがちになってしまいます。はっきり言ってそれはとても良く無い事です。被写体に対する指示が写真を撮るためではなく、遊びの中で最終的に写真として成立するものとしなければなりません。
例えば、足を組んで欲しい時に「足を組んで」と直接的に言うのではなく「足でダンスして!」「足をタコのように動かして!」など気の利いた声かけをするのが大切です。

5.セッションのように

ただ単にカメラマンの写真に対する要求ばかりでは、被写体が窮屈になるばかりではなく撮影者も窮屈な結果物が残る形になってしまいます。常に遊びの要素を取り入れて被写体から出てきた感情や予想だにしない行動をすぐさまキャッチしなければなりません。それは自由なJAZZセッションのように、押しては返す波のように撮影者は緩やかに構えなければなりません。

 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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