Staff BlogNagoya

picture46-トル、ワケ

2014/1/5

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一時間の撮影中どのカット時も勿論集中して撮影をしていますが、その中でも取り分けクローズアップを撮影する時は自分のセンサーが全力で稼動します。

 

そもそも個人的にクローズアップを撮影することが好きということもありますが、その理由としてクローズアップ写真には魅力が多分に含まれているからだと思います。

 

人の表情は多様で、いつも同じように見えているものも、見る方向や高さ、顔に当たる光、目の位置や口元の動作、それらが色々絡みあいながら一つの表情として現れます。「笑顔」という一つの表情だけを見ても分かりますが、人が笑っている時も決して常に同じ顔をしているわけではありません。

 

繊細に様々な要素が動くなかで、それをより適切なところに誘導して連結し、現れていくその表情をファインダーごしに確認し一枚の写真として残す過程は、一つの形ではなくいくつも美しい形に変わるパスルを組み立てていくような感覚というのでしょうか…。喩えが上手くないので皆様に伝わるかは分かりませんが…。

 

その過程では、フォトグラファーが何かを伝えながら、何かを話しながら、自分の言葉を投げかけることによって写真ができあがります。その一連を通しながら、自分が被写体と一緒につくることができたという確認は、少し気負って撮影に望む自分へ安心感を与えてくれることにもなります。これもクローズアップに魅力を感じている理由の一つでもあります。

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