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越谷店
『かたづけ思考』こそ最強の問題解決!!
投稿日:2022/3/7     更新日:2022/3/7
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『かたづけ思考』こそ最強の問題解決
タイトルに惹かれて購入しましたが、数ヶ月間
本棚で眠らせていました。積読というやつです。
いくつかの片づけ本を読み終え、やっとのこと読みはじめたら、手が止まらない!!
どのように片づけを行えばいいか。
チームで片づけを取り組むためにはどうしたら良いかを具体的に分かりやすく説明しているので、
これならできるかもと思えてきます。
「1日1カ所15分の片づけ」を推奨しているため、片づけをはじめるには優しいハウツー本です。
続けることが大事なので、やるのは1日1カ所だけ。
しかも15分だけでいいとのこと。
さらに片づけは、効果がメンバーから見えやすいため、即効性があり
リーダーに必要な資質が養われるため、
リーダーになったばかりの人や、リーダーになって成果をあげられずに悩んでいる人こそ、すぐに"片づけ"を取り組みべきとのことです。
片づけでどのようにリーダーシップを発揮して、メンバーをマネジメントしていくか
片づけに特化した具体的な方法がとても分かりやすく書かれています。
●問題解決は、まず"かたづけ"からはじめよう
リーダーシップがある人とは、言葉に力がある人。口だけで行動が伴わなければ部下はついてきません。
リーダーになる人は自分自身をリードする力、物事を先送りせずに進んで行う実行力を養う必要があります。
かたづけは、自らを導くための土台を作ってくれる。
リーダーには部下の手本となり、部下より先にやってみせる姿勢が必要不可欠
その手始めに、モノの片づけはうってつけ。
なぜなら、誰の目にも見えるものであるから。
部下は思っている以上に、リーダーのことを見て、自分の基準を作っているので、良くも悪くも似てしまうもの。
リーダーが率先して「デスク周りは片づいた状態が当たり前」という前提を作ることで、部下を動かす一歩になり、
その手本を見せるという基本姿勢を身につけると、"自分をリードする力"がさらに鍛えられる。
例えば、資料を受け取ったときを想像してみる
「片づけ」に意識が向き、次にすべきことを予測して実行に移す力が鍛えられていると?
①受け取ってすぐに中身を確認
②その場で「自分で保管する資料」「部下に引き継ぐ資料」「使わない資料」に分別
③振り分ける
という、一連の流れをスムーズにこなすこができる。
●仕事の意味や本質を伝えるためにはフレーズが効果的
片づけの場合は、
・「片づけないから時間がなくなる」
片づけの重要性を知らない人が、
忙しい状況に置かれると、片づけは二の次になりがちですが、実際は
「忙しいから片づけられない」→「散らかる」→「モノを探す時間が増える」→「仕事の効率が下がる」→「もっと忙しくなる」
※片づけを先送りにすることで生じる、負のスパイラルに気づいてもらえるフレーズではないでしょうか。
・「片づけは、新しい時間を生み出す投資なんだ」
物を探す時間が減れば、その分他の仕事に充てられるし、早く帰ることもできる。
このフレーズの引き出しを増やせば、部下へのかたづけ指導は
より具体的で、伝わりやすいモノになる。
片づけフレーズを活用することは、マネジメントの練習になり、指導力アップにもつながる。
●フレーズとともに駆使したいのが質問
フレーズは、片づけをはじめさせるきっかけ作りやコミニケーションのツールに対して、
質問は"コーチング"の役割を担う。
片づけがうまくいかないとき、そこには必ず"詰まり"が生じている。
こだわりが、モノの詰まりを進行させている。
片づけない理由(こだわり)を的確な質問で導き出し、手放せるようアシストする。
※ポイントは、そのこだわりが「今大切にすべきこと(片づけ)」にどう影響するかを一緒に考え、
①詰まり②こだわり に本人が自分で気づくことができるよう、導いていくこと。
大事なこだわりだと第一に認めた上で、「今、何が重要か」に目を向け気づかせる。
※そして、何のため、誰のための片づけか
当事者意識を奮い立たせる。
仕事が効率化した結果、どんなメリットを得られるかを想像させる。
部下を本気にさせるためには、モチベーションを高めること。
片づけと自己利益が結びつくことでチームの大きな利益に繋がる。
●片づけの一連の流れは、GOALを含めたGPDCAサイクルに沿っている
明確な目標設定があるほうが、業務も効率よく進められる。
GOAL目標 → PLAN 計画 DO 実行 →CHECK 点検 → ACTION 改善
日常的に片づけのGPDCAを回していくことが、そのまま仕事のGPDCAを回す練習になる。
●片づけとは、"かたをつける"こと
使い終わったモノをしまうことも、不要になったモノを捨てることも、すべて
「モノやコトにかたをつけて終わらせる」ということ。
しっかりと終わらせることで、次のスタート「始める力」につなぐ。
ここを疎かにすると、次のスタートでつまずき、時間をロスしたり、思わぬミスをしたりする。
また、適当に片づければ、次にそれを使う人がすぐに見つけられずに困るかもしれない。
「片づけは、次に使う人への愛」
そして、片づけを文化にできたら、意識することが「常に変わり続ける」ということ。
「どうすればもっと使いやすいか」最適な状況にアップデートしていかなければいけない。
●片づけ思考を身につけるにあたり、言葉を片づけるてみる
「整理」と「整頓」の違い
・整理とは、【厳選】モノを減らすこと
・整頓とは、【配置】機能性と美観の向上
片づけを苦手としている人の多くは、整理整頓を同じ意味だと思っている。
※整理と整頓に分けて考えることで、苦手意識を克服できる。
また、整理に必要なのは勇気と決断、整頓は知恵
●はじめられない自分に気づいたら、まず分けてみる
整理と整頓という言葉を分けてその意味を理解するだけでも、片づけを始めるきっかけになる。
片づけを大きなカテゴリで進めようとすると、うまくいかなくする"詰まり"を招きやすい。
片づけや仕事をひとかたまりで捉えずに、分ける。 大きな枠ではなく、キッチンの棚、玄関、トイレなど…
最初に取り掛かる場所はハードルを下げる。
片づけも1日1カ所15分。
分ければ分かる、分かれば動く。
●かたづけは3段階あり、進化していく
①モノを減らしてリセットする 片づけ
理想の状態に近づけていく
自分自身をリードしていく
②理想の仕事環境を維持する仕組みをつくる 型づけ
人の動作や行動、考え方に働きかけて、片づく習慣を作る
チームをリードしていく
③ワークスタイルを方向づける 方づけ
"詰まり"や"こだわり"に気づくことで、今大事なものは何か、どうなりたいか
自分の目指したい生き方やワークスタイルなど、新たな目標がみえてくる
方づけで、こだわりがアップデートされると
それに合わせてモノの片づけの基準が変わります。
①から③は螺旋階段を上がっていくかのように、進化を続けていく。
かたづけ思考は、この3つのかたづけを繰り返す中で構築される。
そして目指すかたづけは、意識しなくてもモノが「片づく」状態。
散らかさないようにすることが、本当の"片づけ"
散らかるには自分自身の見えないクセが潜んでいる。
●片づく習慣のヒントは自分の"置く"動作にある
受け取った書類をデスクに置く前に確認して片づけることで、書類の処理スピード向上
これが全体に伝染すると、仕事のスピードは上がる
下の【後でやるから、一旦のその動作をやめる】
・後で戻すから一旦、デスクの上に置く
・後でハンガーにかけるから、一旦ソファに服をがける
●言葉のズレは思考のズレ
大人数で一つのことを取り組むときほど、目指すべきゴールのため、一つひとつの言葉の意味をチーム全員で認識しておく必要がある。
5S活動の最初に行うべきことの整理と整頓を一通り終え、次のステージ"清掃"をチームに根付かせるには、どうしたら良いか悩んでいたところに出会えた一冊だったため、気づきの多い内容でした。
片づけが当たり前を、個人からチーム、チームから会社へと輪を広げて、それが文化になれば
確実に仕事の効率が上がる!!!
心に残った内容をピックアップしたら、かなりの量になってしまいましたが、どれも外せない!!
越谷店の次のステップはチームの文化にすること。
がんばるぞーーー
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