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トヨタの片づけ② 第2章
投稿日:2021/10/31
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"片づけとは「キレイにそろえる」ことではない"
"片づけは雑務ではなく、仕事そのものである"
"整理整頓とは「捨てる技術」であると同時に「必要なものを必要なときに必要なだけら取り出せるようにする」こと"
トヨタの片づけの考え方は、頭をかかえてしまう内容ばかり!
整理整頓したのに数日で汚くなってしまう
いらないモノの明確な基準がないので、モノが捨てられない
そんな悩みを解決してくれるのがこの「トヨタの片づけ」
チャプター1では、普段からよく使い、耳にすることの多い"整理整頓"の本来の意味について学びました。
整理整頓とは、キレイに並べることと思いがちですが、実は大きな間違えで
整理とは、いるモノといらないモノを分け、いらないモノを捨てること。
「必要なもの」を「必要なとき」に「必要なだけ」取り出せる状態にすることを整頓と説いています。
また、いらないモノを捨てる基準は、どんな状況でも変わらない明確なものであるべきであると書かれています。
チャプター2:『モノの放置』がすべてを物語る
レクチャー①モノの放置があるかないか」で会社や社員のレベルがわかる
「書類の保管期間は5年」など、なんとなくできたルールに縛られてデスク周りに書類やダンボールの山はありませんか。
デスクトップ上になにかわからないファイルを放置していませんか。
「本当にいるものなのか」それらをチェックする必要がある。
レクチャー②捨てる「判断基準」を持ちなさい
「いるモノ」と「いらないモノ」とを分ける判断基準が明確でなければ、いざ捨てようと思っても
「やっぱり必要かも」「いつか使うかも」と迷いが生じて、結局捨てられなくなる。
捨てるための基準があれば、ためらうことなく「いらないモノ」を捨てることができる。
チャプター③「いつかは使う」には期限をもうける
身の回りにあるものは大きく3つに
①いま使う②いつか使う③いつまでたっても使わない
ものに分けられる
この3つの中で問題なのが「②いつか使うもの」
いつか使うだろうと、身の回りにあふれてしまったそのものと向き合うためにポイントになるのが、期限をもうけること。
その期限はできるだけ短くし、それを過ぎても使われることがなかったら、3つめの③いつまでたっても使われないものへ格下げし、捨てることができる。
チャプター④人を責めるな。「しくみ」を責めろ
自分にとって都合の悪いものがあると、人はそのものを隠したがる。
都合が悪くて隠されたものによって、目に見えないうちにものが増えてい苦。
例えば、発注ミスで在庫を多く抱えてしまうようなことが起きた時、この失敗を指摘するよりも次は同じことが起きないように
ダブルチェックをする仕組みをつくるなど、失敗をしたときにそれを隠くそうとする悪循環を作らないように精神論だけではなく、片づけを実行できるルールやしくみづくりも必要になる。
チャプター⑤「いらないもの」探しは壁ぎわから
整理に取りかかる第一歩として、「モノを隠しやすい壁ぎわから見ていく」という方法は、とても有効。
*「影」にはどんどんものが溜まっていく
階段下などの空きスペースはものがたまりやすい。
そこを収納スペースにしている場合は、カーテンなどで影をつくらず、常に見えるようにしておくことで、ものがたまりにくくなる。
*人目につくようにすれば、ものはたまらない
外から見えるようにすることで、人は「見栄えがわるいから片づけよう」と気持ちになる
チャプター⑥必要なものを必要なだけ持つ
忙しいとき、ひまなとき、人は余計なことをしてしまう、人の行動心理を理解し、たとえヒマになっても何もせずにジッとしておけ!
日々の仕事の偏りをなくし、繁忙の差を少なくすることがカギ
チャプター⑦先に入ってきたものから、先に出しなさい
先入れ先出しがきちっとできるしくみづくりをする。
チャプター⑧発注点を定めなさい
いらないものをため込まない仕組みをつくることで、いるモノといらないモノを分ける(整理)作業の効率が上がる
そもそもいらないモノがたまらないため、整理をする必要すらなくなる
そのためには在庫がいくつになったら発注するのか、必要な物の発注点を誰が見てもわかるように明示し、みんなで対応できるまでにする。
チャプター⑨使わないもの、使えないものを明らかにする
モノの存在そのものに気づくきっかけになるのがこの赤札作戦。
現場の中には①使うもの②使わないもの③使えないものがある
定期的に数人で現場を見回り、3つに分類する作業も必要で、
②使わないモノ③使えないもの に赤札を貼っていく
赤札を貼ったものらについては品名や担当者名などを書き出して一覧表にし、いるかいらないかを話し合い、迷うモノには期限をもうけ③は捨てる。
視える化することで、気づいて うずいて、行動する。
2章では、人間の弱さや習性を知り、現場で整理整頓がなされる仕組みづくりをつくることが必要であることがわかりました。
職場でもカーテンやドアでモノを隠そうとしてしまいますが、影をなるべく無くし、視える収納をしてみようと思います。
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